敏感なのに刺激を求めたがる・・
最近気がついたこと。それは、自分がHSS型HSP(敏感なのに刺激を求めたがる)であるということ。
HSP(Highly Sensitive Person)とか繊細さんという言葉が世間で騒がれるようになり、HSPについてはなんとなく自覚していたためニュースや他人のあらゆる情報に振り回されないように気をつけていました。ただ、違和感もあったのです。
人と接することは好きで人見知りもない。毎回別の方の話を聞ける新鮮さという面では面接官の業務もわりと好き。人が楽しむ姿を見ていると嬉しくなるので社内イベントやパーティーの手配を何年続けていても毎回新しい気持ちで楽しく取り組んでいました。
ただその反面、会場は大丈夫だったか、お料理やお酒は足りているか、みんなが楽しめているのかなどが気になって会の最中は気づくと心配してばかり。翌日は疲れ果てて人を避けるようにフリーズ状態に。。
何かやるときに「気になる!」「楽しそう!」と心が動いたものにはものすごい集中力で向き合います。本人はワクワク状態で頭の中が常にぐるぐると動いているので次々に行動していきます。1ミリも大変とは思ってなくて至って普通なのです。ただし、その後の反動がものすごく大きい。このことにようやく気がつきました。
まさに、HSS型HSPの特徴の一つらしいです。
感情に寄り添いながら行動する
最近、新たにオンラインストアを始めようと思って動いた結果、完成後に無気力状態に陥りました。全エネルギーを集中させて納得いくものが完成したときが自分の中ではMAX状態。商品はもちろんのこと、付属する説明書やBOXのデザインなど細部にまで拘って今の自分にできる精一杯をやり遂げたことに大満足で、そのプロセスを何よりも楽しく感じているのです。
普通だったら、この後はどうやって皆さんに知ってもらうかに切り替えてテンポよく行動するのが正解なのだろうけど、「制作」で一旦区切って「販売」に向かわないと疲弊状態で続けても心から楽しめないなと思いました。
なので、モードが切り替わったタイミングで改めて宣伝に力を入れる方が私としてはベストな状態かなと思っています。
これを理解してもらうのはなかなか難しくて、呆れられたり飽き性だと括られたりもします。ただ私は、自分が大切にしているものだからこそ中途半端な気持ちで向き合うことの方がモヤモヤして落ち着かないのです。
・・とはいえ、心を込めて作った作品なのでONLINE STOREをご紹介しておきます! 商品も増やしていく予定です♡
何ごとにおいても、「今の感情」を置いてけぼりにしてまで行動することに矛盾を感じている。自分のペースを守った上で、興味関心を持っていただけた方々と少しずつ繋がっていけることの方がいいなと今は思っています。
気質を受け入れると楽になる!?
オフィスで多くの人に囲まれて業務に追われる慌ただしい生活は効率さを重視しがちで感情は二の次でした。新しい刺激を求めて次々に取り組むのが好きだからこそ、疲れたと思ってもあまり気にせずに過ごすことができていたと思うので。
在宅勤務という新しい生活スタイルになり、比較的穏やかな状態であるのに自ら新しいことを始めては勝手に疲れ果てている。この状況を繰り返す原因を知りたくなってたどり着いたのがHSPでした。
でも、HSP診断では当てはまらない部分もあるのです。そこでお得意の探究心がむずむず…。(HSPの気質が顔を出している)いろいろ調べた結果、HSPには4つの型があり私はHSS型寄りのHSPに該当するということでした。
HSS(High Sensation Seeking=刺激探求型)型HSPの人は矛盾を抱えているとのこと。繊細で敏感で感受性の強さを持ちつつも、それと一見相いれない「好奇心旺盛さ」「刺激を欲しがる」という衝動性特性を同時に持ち合わせているそうです。「静」と「動」、「ブレーキ」と「アクセル」が共存していて、人口の6%ほど存在するとのこと。
私が今まで人と比べて自分に疑問に感じていたことの一部はこんな感じです。
- 新しい刺激を求めるのに疲れやすい
- 好奇心が強いけど警戒心も強い
- 人の表情や境遇に感情移入しやすい
- 騒音、香りなどに敏感
- すぐに仲良くなるけど壁を作るのも早い
これらはまさに、診断だったりHSP、HSS型HSPを自覚されている方々が発信されている内容に当てはまっていて、「気質」や「性質」だと知ることができました。全てを型で括れるものではないけれど、相反する性格に疑問を持っていたことや短所だと思っていたことでもあったので、自分を理解することで心がスーッと軽くなりました。
気質からくる個性なら…むしろ魅力!?笑
おわりに
誰かにとって当たり前にできることが自分に取っては難しい。もちろんその逆もありますよね。でもそれは、気質や性質の違いでもあるので人と比較して落ち込まなくても大丈夫ということです。自分の気質と上手に付き合っていけばいい。
今回のことで、私は一呼吸置くことの大切さを学びました。気になることに全力で突っ走ってはその反動でフリーズするのではなく、今後はできるだけゆるやか〜に物事に取り組んでみようかなと。
また、自分で自分を疲れさせてしまうHSS型HSPの気質を持っているからこそ、自分に優しく寄り添う時間が欠かせないことや、サイトのテーマを「Healing yourself:自分を癒す」にしたのもまさにピッタリ!と腑に落ちている今日この頃です。
共感できるような情報に触れて私自身も気持ちが楽になれたので、もしもこのサイトをご覧いただいている方の中に似たような感覚を抱えている方がいらしたらと思いシェアをしてみました。何かしら癒しのヒントになれたら嬉しいです。
HSPは繊細で生きづらいってことが注目されがちですが、小さな幸せに気がつき喜びを感じられるなどラッキーな部分も多いと思っています。繊細さをどうコントロールするか、この気質をどう輝かせていけるかはきっと自分次第なのかもですね。
それはそれでとても楽しみに思います。